投資戦略

様々なインデックス投資の紹介:レバレッジ、バランスなど

インデックス投資の概要についてはこちらの記事を参照してほしい。この記事では、様々なインデックス投資商品を解説している。

その1: レバレッジインデックス投資(ツミレバ)

レバレッジ投資信託を積立てするという投資戦略、ツミレバ(ツミタテをレバレッジ商品で行うこと)がある。

2倍のレバレッジ商品は、値上がり幅(値下がり幅もそうであるが)が通常の商品に比べて2倍なので、資産形成の速度を早まる効果が期待できる。特に株価というのは長期的にみれば右肩上がりだからだ。レバナスをはじめとした株式指数にレバレッジをかける商品は、あくまでも毎日の値動きに対して2倍の値動きをする。2日以上運用すると、逓減といわれる指数に対して2倍よりもパフォーマンスが悪くなっていくという現象が発生することもある。もちろん、2倍以上になるケースもあり、すべては値動き次第ということになる。

これのようなことから、レバレッジ製品と積立は相性が悪いという声もあるが、過去のバックテストによると必ずしもそうとは言えない。

大きなリターンが負えるといことで、NASDAQ100を対象とした2倍レバレッジ商品のレバナスはかなり人気がある。このレバレッジ投資信託に関しては、NASDAQ 100に比べてS&P 500連動のレバレッジ2倍投資信託はあまり人気がない

その2: インデックス投資を使ってアセットアロケーションを実施する

アセットアロケーションとは、投資資産(アセット)を異なる資産クラスやカテゴリに分散する(アロケーション)こと。具体的には、株式、債券、不動産、商品、現金などの配分を決めることだ。

初期のころのインデックス投資は株式指数に投資することが中心だ。ただし、資産が増えてくると下落耐性をつけるために例えば債券のインデックスファンドをある一定量混ぜることも検討するべきだろう。尚、債券や不動産(REIT)などにも、様々なインデックスが設定されている。

その3: バランスインデックスファンドの活用

1つのファンドで複数のアセットクラスの違うインデックスを組み合わせ運用するバランスファンドというものがある。この戦略はリターンを追求しながらリスクをコントロールするということだ。

具体的な人気商品

最近では、金と株式を組み合わせたこれにリバレッジをかけたファンドが人気がある。株式指数(S&P500)と金を組み合わせた「Tracers S&P500ゴールドプラス」などがパフォーマンスの良さからヒットしている。歴史的には、米国債と米国株式をミックスしてレバレッジをかけた「楽天・米国レバレッジバランス・ファンド」というものが存在する

その4: 値動きが大きいインデックス(株価指数)へのインデックス投資

よりリターンを追うためには、値動きが大きい株価指数の連動ファンドを購入することも検討されるだろう。メジャーな株価指数で値動きが多いのはやはり半導体指数(SOX指数)であろう

その5: カーバードコール戦略

番外編: インデックス(株式指数)を使ったアクティブ運用

インデックスにレバレッジをかけて大きな値動きを出し、日々裁量取引でトレードをするというインデックスを使ったアクティブ運用というエリアもある。これについては、日経平均先物や、前述のSOXの3倍レバレッジ商品であるSOXLなどが人気である。これらはインデックスを使っているが、パッシブ投資としてのインデックス投資ではない。

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