アクティブ投資は、投資家やファンドマネージャーが自身の判断で銘柄選択する投資。基本的にほったらかしのインデックス投資に比べて、”投資している”という実感が得れる手法だ。
アクティブ投資の目標は、インデックス投資(パッシブ投資)のリターン=市場平均を自身の判断で上回ることができるのか?である。これは「超過リターン(アルファ)を実現」とも呼ばれて、アクティブ投資で成功しているかの基準だ。インデックス投資を上回れないのであれば、労働時間を使ってアクティブ運用する意味がない。
ただし、現実的にはインデックスファンドに勝てるアクティブファンドは非常に少ない。10年の投資期間では約13%(米国大型株の場合)のアクティブファンドしかインデックス(S&P 500)のパフォーマンス凌駕していない。
それではアクティブファンドは意味がないか?逆に言えば、13%のファンドマネージャーはインデックスを凌駕できるパフォーマンスを出している。手法としては難易度が高いが、限られた資金を早く増やすためにはアクティブ投資をやるしかない。
そこで、おすすめのパターンは、コア&サテライト戦略である。コア&サテライト戦略とは、資産の70%程度を安定的なインデックス投資に置き(これがコア)、30%程度をハイリスク&ハイリターンの自己裁量取引であるアクティブ投資(これがサテライト)で運用する方法だ。これにより、安定性と成長性をバランスさせる投資戦略だ。
そして、やみくもにリスクが高い個別株を買っても仕方がない。まずは、どんな投資手法があるかを学び、そこから自分に合った投資戦略を選ぶ、大局観をもって運用することが重要だ。
具体的なアクティブ投資戦略
グロース株投資: 企業価値の成長に注目したアクティブ投資戦略
将来の成長性が見込める個別株を発掘するグロース株投資(成長株投資)が、最もアクティブ投資ぽい手法だろう。これは、10年前のNVIDIA株に投資していたらという話である。発掘は難しいが当たれば大きな利益が得れる。
インデックス投資に対する「超過リターンを実現」という意味では最も有名な手法だ。ただし、個別銘柄の発掘は大変である。そこで時流(テーマ)に合った業種=企業の集合体を見つけて行う投資戦略としてテーマ株投資がある。
バリュー株: 企業評価に注目したアクティブ投資戦略
ウォーレン・バフェットはこのバリュー株投資の天才と知られている。
配当に注目したアクティブ投資戦略
高配当投資
配当利回りに注目した高配当株投資はとても人気の投資手法である。これ自体がインデックス投資に代わりになる投資方法でもあるが、集中投資を行うことでインデックス投資を凌駕するという投資戦略、ダウの犬というものも存在する。
連続配当株投資
連続配当株投資とは、長年にわたり配当を減らさず、または増やし続けている企業に投資する手法。高配当株投資との大きな違いは、株価成長がより望めること。これは、配当を増やす=配当率が上がる、配当率が上がれば人気化して株価が上がる、というロジックに基づいている。この戦略も人気がある。
今までは、経済状況や企業業績に注目した投資方法を紹介してきたが、特定の株価が大きく動くタイミング=時期に注目して投資する方法もある。例えば、決算タイミング、上場タイミング、株式分割タイミング、インデックス投資に使われている株式指数に採用されるタイミングなどがある。また、個別株は各企業の個別の事情に連動しているとはいえ、市場の全体に流れに影響を受ける。市場サイクルに沿ったタイミングに株を売買するのがアノマリー投資も特に米国市場では人気の投資戦略だ。
最後に紹介したいのは、小さな時価総額(低迷する株価)に注目した投資手法である。低い時価総額(株価)のほうが上昇余地が高い。概要はこれぐらいにして細かい投資手法について考えていく。
