株式投資を学ぶとは投資戦略を学ぶこと

投資を学びたい。投資スクールに行きたい。その一方で、投資は学ぶことはできるのだろうか?投資は職人技なので学ぶことは難しいのではないか?という意見もある。

投資を学ぶとは投資戦略といわれる投資の手法を学ぶことだ。この投資戦略を学べば基礎的な投資のやり方が学べる。その中で自分が納得できる戦略を見つけ、それのアレンジを行いながら投資実施する。先人の知恵が詰まった投資戦略をベースに、投資失敗のリスクを減らす。これが投資を学ぶということだ。

この記事では、投資戦略を体系立てて紹介していく。

はじめに:アクティブ投資パッシブ(インデックス)投資

まずは2つの大きな投資戦略を理解する必要がある。

1つ目は、アクティブ投資。個人投資家やプロのファンドマネージャーが投資対象を分析&選定し投資リターンを追及する方法である。このアクティブ投資の手法としては、経済データや企業の財務諸表などを元に分析を行うファンダメンタルズ分析による商品銘柄選定と、株式チャートを元に行うテクニカル分析の2つに分かれる。
2つ目は、パッシブ投資(インデックス投資)。これは個別の銘柄選定はせずに市場平均(インデックス)にリターンを委ねる戦略(投資家の意志を投資に反映しない)だ。銘柄選定をしなくて良い為、個人投資家向けには最近流行している手法だ。

初心者には銘柄選定等は難しいのでパッシブ投資(インデックス投資)から始めることをお勧めする。

アクティブ投資とは

アクティブ投資は、投資家やファンドマネージャーが自身の判断で銘柄選択する投資。投資というイメージではこれが一番近いだろう。

アクティブ投資の究極的な目標は、パッシブ投資(インデックス投資)のリターン、市場全体のリターンを上回ることができるのか?である。これは「超過リターンを実現」とも呼ばれている。パッシブ投資を上回れないのであれば、労働時間を使ってアクティブ投資する意味がない(勝率については、インデックスファンドとアクティブファンド - 勝率が高いのはどっち?を参考にしてほしい)。

そのアクティブ投資というとまずは、経済状況や企業を分析して投資判断を行うファンダメンタル分析がイメージできるだろう。以下に代表的な投資手法を紹介する。

アクティブ投資:ファンダメンタル分析による株式投資手法

ファンダメンタル分析にもいくつかの軸がある。

アクティブ投資:テクニカル分析を使った株式投資

テクニカル分析は、株価指数やFX(外国為替証拠金取引:ドル円などの通貨の上下運動を使った投資)で多用されるチャートを分析して投資戦略を立てる手法だ。

順張り vs. 逆張り

まず、テクニカル投資で考えるポイントは、順張りか逆張りか?ということだ。

順張りは、市場の上昇トレンドの時に買い、下落トレンドの時に売るという投資戦略。例えば、株価において新しく高値が付いた場合、より上がると判断して株式を購入するというような手法を言う。その一方、逆張りは、市場のトレンドと逆の方向にかける戦略。下落局面で価格が反転するだろうタイミングを狙い買い、上昇トレンドの高値圏で上がりすぎから下落傾向になるだろうというタイミングで売るなどが、逆張り戦略だ。

どちらが良いというのなく、本質的には順張りも逆張りも市場のトレンドを見つけて売り買いするということだ。この市場トレンドを見つけるためには、株式チャートを多用する。そして、このチャートに計算式を当てはめて、オシレーターという計算指標を作り分析することが行われている。このようなオシレーターは、証券会社等が提供するチャートのオプション等で表示できる。

RSI(アールエスアイ)

価格が高値圏か安値圏かを示すオシレーター。逆張り戦略実行上=売られすぎ、買われすぎを見つけるためによくつかわれる。

RSIは、0から100の範囲の数字で表現される。50が平均的な値段であり、一般的に70以上が高値圏で、30以下が安値圏といわれる。つまり、30以下になっていたら安値圏で今後上昇するのではないか?70以上だと買われすぎなので下落するのではないか?というような使われ方である。

計算方法は、過去の特定の日数の上昇幅の平均と下落幅の平均を割ったものを、0から100で表せるように指標化したものであるが、特に詳しい計算方法は知らなくても良いだろう。

確認したほうが良いのは、過去何日の平均を取っているかである。一般的にはRSIの過去14日を取るが、必ずしも過去14日とは限らない。高機能チャートでは、過去9日、過去14日、過去26日などが表示できる。

以下は、Moomoo証券のPCトレードアプリで表現したS&P500のRSIのチャート(2023年10月から2024年末まで)である。尚、3つのRSIを表示させている。RSI2が14日ものであり、多くの人が見ているものである。4月や8月などにS&P500に調整が入った時に相対的に安値圏であることを示している。

RSIは、最も有名なオシレーターともいえる。

MACD(マックディー)

RSIと並んで有名なオシレーター。長期と短期の2つの移動平均線の差と、対象となるシグナル線の差を見ながら、上昇トレンドか、下落トレンドかの転換点を探そうとするものだ。

ゴールデンクロス(下落から上昇)、デットクロス(上昇から下落)といわれる2つの線の交差するポイント=トレンド転換のポイントである。以下は、Moomoo証券のPCトレードアプリで表現したS&P500のMACDのチャート(2023年10月から2024年末まで)である。

黄色がゴールデンクロスしている場所、赤い点を示しているのがデットクロスの場所である。一般的に黄色いゴールデンクロスの場所は、0よりも低い水準でクロスしていることが望ましいとされている。これは、その時の株価水準が安いからだ。

ボリンジャーバンド(オシレーター)

移動平均線の上に価格運動の標準偏差の線を表したチャートです。

その線の外に行くと一般的にではない値動きということでトレンド変換だとするやり方。

出来高

短期トレード

デイトレード

デイトレードというのは、1日で何度も取引を繰り返し収益を上げる方法。一般的にデイ=1日ということでポジションを次の日には持ち越さずに、その日のうちに買って売るという作業を行うトレード手法。主にはチャートを

以前は盛んであったが、コンピューターアルゴリズムを使った1秒間に何回も取引するような高頻度取引(High Frequency Trading)が盛んになるにつれ、人間によるトレードによって歪みを見つけるのは難しくなってきたといわれている。

スイングトレード

数日から数週間のポジションを保持することで価格の上下を取りに行こうという手法。デイトレードよりも期間が長いが、一般的なポジションを作ってトレードする手法よりも短期間の手法だ。

主にはテクニカル分析(移動平均線)などで株価の波を捉えることはから始めるケースが多い。

短期トレードは夢のある話の一方、破綻することも多いので注意が必要な取引手法である。

レバレッジ株価指数(インデックス)商品のアクティブ運用

インデックスは、積立投資だけのためにあるわけではない。メジャーインデックスを使った投資商品は様々あり、この指数を事故裁量で売り買いする投資が行われている。

チャート分析のみではないが、チャート分析によって売り買いの投資判断がなされている場合もあり、このエリアにカテゴライズした。

パッシブ投資(インデックス投資とは

インデックスに投資する手法である。

追記:デリバティブを使った取引とは

先物取引、オプション取引、スワップ取引などを総称してデリバティブ取引という。以前は、プロ投資家向け商品が主流であった。現在は、個人投資家向けの商品がたくさんある。

レバレッジ(=資金が少なくても大きな金額が動かせる)が効いたハイリスク、ハイリターンの商品が多い為注意が必要である。

追記:資金管理方法

投資をするためには資金管理方法を学ぶ必要がある。

2024年5月18日