投資をスタートすると、勉強しようとして、投資の本やSNSで投資情報を積極的に見るようになる。お金の使い方にきっちりとした、真面目な人であれば、あるほどこの傾向は強い。
そして、ちょっとした損失を被ると「自分は投資に向いていないのではないか」と不安になる。その結果、値動きが気になって眠れなかったり、他人の成功談を見て焦ったり、成功しようとしてネットを検索しまくったりとどんどん「負のループ」に入っていく。このように、投資を始めた多くの人が「自分は投資に向いていないのではないか」と不安を感じる。
その感情は、珍しいことではなく、むしろ、多くの人が一度は通る感情だ。ただし、それを解決するためのその努力はすべて間違っている。
まず、結論を言うと、投資に向いている向いてないという議論よりも、まずは、投資に関する正しい知識を持っているかを確認するほうが先であろう。まず「自分を責める前に確認してほしいこと」を整理するためこの記事を書いている。
本記事では、投資に向いていないと感じる理由を、性格や才能ではなく構造の問題として整理する。
投資に向いていないと感じる本当の理由:金融商品の特殊性
「投資に向いている人は、投資経験が豊富な人」ともいえる。これは投資、これは、金融商品を買うと定義できるが、人間が日常に買っている一般的な商品と比べて、極めて特殊な商品といえる。
一般的な商品、例えば、車としよう。車に関して100万円の価値があると考えて購入する。実際に車に乗って移動する。その車を誰かに販売する時には価値は下がるが、実際には使っている。つまり、利用を伴っている。
これは、すべての商品で当たり前のことで、商品を買えば何らかの利用が伴う。パンを買えばパンを食べてお腹が膨れる。利用というのを伴っている。もちろん、食べないで賞味期限が切れてしまったら残念であるが、それは、貴方がパンを食べるのを忘れたという合理的な理由を伴っている。
それでは、金融商品はどうであろうか。100万円で投資信託を買い、3か月後に90万円になっていた。10万円の損である。その間にモノやサービスを利用することもない。ほぼ何も起こらない。何も起こらないもので、10万円も損するという訳だ。つまり、何の対価も、面白いこともなく、単に誰かにお金を誰かに渡しただけ減るという、投資して不安になるというよりも、強烈に損した気持ち、嫌な気持ちになる。
ここまで行くと「私は投資に向いてない」というお決まりの文句で、投資生活が終わりを告げることになる。これは、性格や才能というよりも、慣れの問題だ。
投資に向いてないと自分を責める前に知るべき心理(FOMO)
投資に向いてないと考えた理由が、SNSの情報に鵜呑みにしたということであれば、それもあなたが悪いわけではない。SNS上での投資情報派の取扱いは特に難しい。
この理由はFOMOと言われる心理状況によるものである。これは投資に関係なくいろいろな分野で発生するものであるが、以下の記事を参考に心理状況については確認したほうが良い。記事にはFOMO対策チェックリストも含まれる。
不安を取り去るためには投資戦略のレビュー
世の中、そんな美味しい話はない。もし大きな損失を抱えているのであれば、それは、ハイリスクハイリターンの結果である。もし、少額の損失であればそのままで良いかもしれない。
世の中には確立された投資戦略は沢山あり、初心者向けにはインデックス投資が良い。リターンの統計や過去の暴落確率は、このサイトに頼らなくても、インターネット上で十分に研究されている。
是非、自分を責めないで投資生活を継続してほしい。
