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低位株投資 - 株価が安い銘柄の投資手法とリスクを解説

2025年12月31日

とてつもなく低迷する株価に注目して儲ける。低位株投資は、好調ではなく低迷する株価に注目するという何とも違和感がある投資手法だ。

ただし、株式市場で大きなリターンを狙いたい投資家にとって低株投資は最も可能性がある手法なのである。もしくは、ギャンブル性の高い手法ともいえるハイリスク、ハイリターンの投資戦略である。特に手元資金が限られている人にとっては、少額からでも大きな値幅を狙えるという点で、他の投資戦略には実現できないリターンを産む。

そもそも、低位株とは一般的に株価が数十円から数百円程度の銘柄を指し、低位株投資は、これに加えて時価総額も小さい企業、つまり、マーケットから見捨てられたような不調な企業を使って、大きな利益を出すという手法だ。

株価は企業価値で決まる。企業価値は時価総額で測られる。時価総額は、株価 x 発行株式数で計算される。つまり、株価が低くてても、発行株式数が大きかったら、企業価値は大きい。実際に、NTTやヤフーなど大企業であるが低位株であるという銘柄も存在する。ただし、それはあくまで例外的な話であり、多くの低位株は、需要がない為、発行株式数も多くない。

そして、小さい時価総額でも、安い株価であれば、様々な思惑から流動性が担保され、実際に市場で頻繁に売買されれ、マネーゲームが起きやすい。

このようなギャンブル的な投資戦略には、近づかないほうが良いかもしれないが、これも、1つのアクティブ投資の手法である。

とにかく株価が安いことに注目した手法: ボロ株投資(超低位株)

超低位株投資はとにかく株価が安いということに注目した投資方法である。株式市場で1株100円前後で取引されている超低位株は、ボロ株といわれる。ボロ株とは、人気もなく市場で放置されている株のこと。その多くは、投資対象ではなく投機対象として語られる。

つまり、株価が安いことは株が割安だということと同義ではない。単に価値がないという場合もある。

サンライズテクノロジー伝説

かつて、大阪証券取引所ナスダック・ジャパンに上場していたサンライズテクノロジーという企業があった。同社の株価は、最終的には、株価は1か、2円でトレードされた。そして、このサンライズテクノロジーが例外的にすごいのは、発行済株式数は、最終的には約68億株に達した。これはトヨタ自動車を超える規模であり、流動性があった。

同社の株は最終的には1円となった。これは、「1円の株価が2円になれば投資金額が倍になる」という低位株特有の魅力があったからだ。実際、サンライズテクノロジーには大量の注文が集中し、証券会社のサーバーが落ちるほどの騒ぎになったこともある。企業価値とは別の次元で、投資家心理と需給が株価を動かす典型例であった。

これは、極端な例であるが、時価総額が小さく、株価も低い企業には、企業価値とは別にマネーゲーム的な取引がされることも多い。これに乗っかってトレードするという、お勧めできない投資戦略である。自分だけは騙されないと思った時点で負けが決まったと思ったほうが良い。

これらの株価の安さに注目した投資方法は「超低位株はボロ株?急激な株価成長が可能な株」を参考にしてほしい。

超小型株モメンタム投資(イナゴタワー投資・ミーム株投資)

特定の個人や思惑を持ったグループが少量のお金を投資することで大きく株価が動かせる銘柄が存在する。このような銘柄は、時価総額が100億円以下で、流動性が低いという特徴があり、あまり情報がない。仕手筋などがXなどでそれなりの情報を拡散し、短期間で株価をもっともらしく吊り上げる。

これは時価総額が小さい=超小型株ではないと資金量の問題から実現できない、つまり、超小型株モメンタム投資とは、時価総額の小ささに注目して行われる人工的な株価の上下に、一般投資家として、乗っかり短期間で上昇の幅を捉えて売るという投資手法である。

また、仕手筋だけでなく、株式の発行体=上場企業が経営層が突如変わって、無茶苦茶なことをやりだすことで自らイナゴタワーを作り出すようなことも行われている。

ミーム株投資もこの考え方に近い。最近は、時価総額が小さい仮想通貨などでも頻繁に行われている手法である。

尚、証券会社のアナリストがカバーしている会社などでは情報がそれなりにあり、もっともらしい上昇理由を流布してもなかなか、マーケットに信用されない。つまり、ある程度時価総額がある企業、例えば、1000億円以上などの中型株であればこういうことはなかなか起こりにくい。

大きなリターンが追求できる投資手法ではあるがリスクも高い。つまり、時価総額が小さい企業にはあまり近づかないほうが良いのではないか?お勧めできない投資戦略である。詳しくは「超小型株(イナゴタワー投資)で一発当てる」を参考にしてほしい。

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